本日2024年3月19日に,4年間通った大学を卒業しました.
色々と振り返りつつ,大学院進学,今後のことについて書いてみようと思います.
Looking back on my University experience
思い返せばコロナ禍での入学となり,ヌルっとオンラインから始まった大学生活でしたが,大変充実したものとなりました.
なにか表立って活動することはほとんどありませんでしたが,1年生の時には仲間と一緒にハッカソンへ出ましたし,3年生になってから長期インターン (厳密には共同研究という名前が付いています) に参加しました.その中で出会った仲間からは本当に色々な刺激を受けており,感謝してもしきれないです.大学の講義については,元々私がコンピュータサイエンスに興味を持っていたこともあり,とても楽しみながら受講していました.また,4年生になって始まった研究活動は,間違いなく自分にとってよいきっかけとなりました.研究室紹介で教員から研究内容について聞き,面白そうだなと思って選んだ研究室でしたが,本当によい先生に恵まれ,自分の興味ある研究テーマを見つけることができました.思い返せば,このテーマを見つけられたこと自体が大学院進学を決定づける要因だったと思います.研究室での先生の指導と周りの学生の支えもあり,内容は未熟ではありますが学会発表 (研究会への参加) もさせていただきました.
この4年間での出会いに,感謝しています.
大学院進学について
私が大学院進学を考えるようになったきっかけについて話したいと思います.私が4年間過ごした大学では,演習科目に院生のTAさんが参加して教えてくださる場面があります.その中で,私はTAさんの論理的思考力や問題解決能力の高さに大変感銘を受け,漠然と憧れを抱くようになりました.後日そのTAさんたちが参加されていた大学院進学相談会 (?) 等でお話を聞いてみると,やはりそのような能力は研究活動を通して育まれていく側面が強いとわかりました.私も学部生として自分にはまだまだ足りない部分がたくさんあると感じていましたので,このことをきっかけに大学院というものをぼんやりとですが意識し始めたのだと思います.
ぼんやりと意識していた大学院進学を,決定づける出来事がありました.それは,先程も述べましたが,自分の興味ある研究テーマに出会えたことです.このテーマを見つけるにあたり,指導教員の先生には大変助けて頂きました.先生と話したり論文を調べたりしていく中で,私はソフトウェアレベルでの分散処理・ネットワークに興味があることがわかりました.そのうえで,研究室内で扱っている要素や研究分野の中から,これだというものを見つけました.本当に自分が取り組みたいと思えるテーマを見つけられたことは,大学院進学に対する不安を取り払ってくれました.
また,先生はご自身の経験から,かなり大学院進学をお勧めされていました.私も興味ある物事について考えたりすることは好きでしたので,先生の言う研究というものに強く惹かれました.もちろん,なんとなく好きだという気持ちだけでは大学院でやっていけないと思います.学部での卒業研究よりも自主性を求められますし,悩んだりする場面もきっと多いのだろうと思います.私自身も研究に向いているかと言われるとそうではないと感じています.ですが,私はそれらを頑張って乗り越えてみたいと思いました.なぜなら,そこで得ることのできる経験は間違いなく私にとってかけがえのないものになると確信していたからです.
結果として,私は大学院進学を決めました.
他大学の大学院に進学します
4年生もあと少しとなったとき,突然指導教員の先生が他大学へ転出されることになり,所属する研究室が今年度いっぱいで解散することになりました.私はその時点で内部進学の合格を頂いていたので,学内の他研究室に移籍することを考えるように言われました.その際には指導教員が責任を持って実質的な指導を継続してくださるとのことでした.大変ありがたい話でしたが,結果として私は合格を辞退し,他の大学院で研究できる場所を探すことにしました.なぜなら,研究室で同じ分野の研究をしている仲間と一緒に議論をしたり,切磋琢磨できる環境が私には必要だという結論に至ったからです.
幸運なことに,非常に近い分野・テーマで研究されている先生を見つけ,快く受け入れていただけることになりました.研究室訪問させていただいた際には,時期的にかなり遅いタイミングだったにもかかわらず本当に親切に対応してくださり,院試の最後まで私のことを気にかけてくださいました.本当に感謝しています.一方で,私はこれまで院試対策をほとんどしてこなかった状態であり,かつ卒業研究も大詰めだというタイミングでのスタートでしたので,受験は大変でした.
最終的に,本当に幸運なことに希望していた大学院・研究室から合格をいただき,春からお世話になることになりました.
最後に
私は4年間を過ごした大学を卒業し,新たな場所で大学院生をすることになりました.一緒に勉学に励んだ仲間たち,先輩方,卒業研究でお世話になった先生,また大学院で私を受け入れたくださった先生,この4年間での全ての出会いに感謝しています.
私個人としては,新たな出発,これからだという風に感じています.私自身あまり優秀な学生ではありませんが,博士前期課程の2年間も自分のできる精一杯の努力を惜しまず,進んでいきたいです.
以上,大学4年間の振り返りと今後についてでした.がんばるぞ!